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Advanced Level テストマネジメント(AL TM)模擬試験 セットAの問題と解説

全50問。問題の後の「解答と解説」を開くと、正解と解説が表示されます。
問1第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.11点ID t1-01
本シラバスが焦点を当てる主要なテストマネジメント活動の組み合わせはどれか。
  1. A プロダクトリスク分析、テスト見積り、テストモニタリングとコントロール
  2. B テスト計画、テストモニタリングとコントロール、テスト完了
  3. C テスト計画、テスト設計、テスト実行とテスト完了
  4. D テスト分析、テスト設計、テスト実装とテスト実行
解答と解説
正解:B テスト計画、テストモニタリングとコントロール、テスト完了
本シラバスは、テスト計画、テストモニタリングとコントロール、テスト完了の3つの主要なテストマネジメント活動に焦点を当てる。ISO/IEC/IEEE 29119-2 は、これらをカバーするテストマネジメントプロセスを定義している。
問2第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.1.11点ID t1-03
テスト計画のタスクとして、シラバスで挙げられていないものはどれか。
  1. A 欠陥の根本原因を特定してコードを修正する
  2. B テストアプローチを定義し、テストリソースを見積り、配置する
  3. C コンテキストを理解し、テスト計画の段取りを整える
  4. D プロダクトリスクを識別して分析し、リスク対応アプローチを識別する
解答と解説
正解:A 欠陥の根本原因を特定してコードを修正する
テスト計画のタスクは、コンテキストの理解と段取り、プロダクトリスクの識別と分析、リスク対応アプローチの識別、テストアプローチの定義とリソースの見積り・配置、テスト計画書の作成。テスト計画書はすべてのステークホルダーに受け入れられる必要があるため、意見の相違は解決すべきとされる。
問3第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.1.31点ID t1-06
テスト完了のタスクのうち、「テスト環境をクリーンアップし、事前に設定した状態に戻す」で行うこととして正しいものはどれか。
  1. A テスト結果を評価してテスト完了レポートを作成し、関連するステークホルダーから承認を得る
  2. B 延期された欠陥や既知の問題を、保守チームや運用チームなど、システムを使用・サポートする関係者に文書で伝達する
  3. C 将来再利用が期待されるテストケースやテストデータを識別し、構成管理システムでアクセスしやすい形にする
  4. D テストデータ、ツール、ドライバー、スタブ、スクリプトを削除し、環境を元の状態または希望する状態に戻す
解答と解説
正解:D テストデータ、ツール、ドライバー、スタブ、スクリプトを削除し、環境を元の状態または希望する状態に戻す
このタスクは、テスト環境を次のテストサイクルやプロジェクトに対応できる状態にするもの。選択肢Bはテストウェアの引き渡し、選択肢Cはテストウェアの保管、選択肢Aはテスト完了レポートの作成と承認のタスク。
問4第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.21点ID t1-08
テストのコンテキストにおけるテストマネージャーの仕事について、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A テスト技法の選択はテストアナリストに委ね、テストスケジュールとテスト予算の管理に専念すること
  2. B コンテキストに合わせて新しいテスト技法やテスト戦略を開発し、組織の標準として定着させること
  3. C 確立したテスト戦略を適用し、テスト技法を選択することであり、それらを開発することではない
  4. D 採用するSDLCや開発手法を選定し、それに合わせて開発チームとテストチームの体制を決定すること
解答と解説
正解:C 確立したテスト戦略を適用し、テスト技法を選択することであり、それらを開発することではない
テストマネージャーの仕事は、確立したテスト戦略を適用し、テスト技法を選択することであって、それらを開発することではない、とシラバスは述べている。コンテキストはプロダクトのタイプ、業界、規制要件、採用するSDLCによって異なる。
問5第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.21点ID t1-11
ステークホルダーマトリクス(権力と関心度のマトリクス)で、「影響力が高く、関心が低い」象限はどれか。
  1. A 推進者
  2. B 潜在的協力者
  3. C 擁護者
  4. D 無関心者
解答と解説
正解:B 潜在的協力者
推進者=影響力高・関心高、潜在的協力者=影響力高・関心低、擁護者=影響力低・関心高、無関心者=影響力低・関心低。潜在的協力者は日々のタスクへの関心は強くないかもしれないが、リソース配置や高いレベルの方向性に関する意思決定が重要とされる。
問6第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.31点ID t1-13
ハイブリッドソフトウェア開発モデルを使う一般的な理由として、シラバスで挙げられているものの組み合わせはどれか。
  1. A 大規模化に対応するためのハイブリッド、ツール統一のためのハイブリッド
  2. B コスト削減のためのハイブリッド、外部委託先との協業のためのハイブリッド
  3. C アジャイルへの移行としてのハイブリッド、目的に合わせたハイブリッド
  4. D テスト自動化推進のためのハイブリッド、品質保証強化のためのハイブリッド
解答と解説
正解:C アジャイルへの移行としてのハイブリッド、目的に合わせたハイブリッド
ハイブリッドモデルは、従来の手法からアジャイルへの移行を容易にするため(アジャイルへの移行としてのハイブリッド)や、アジャイルに移行できない・タスクによってシーケンシャルとアジャイルの両方が必要な場合(目的に合わせたハイブリッド)に使われる。
問7第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.41点ID t1-16
イテレーティブ開発モデル(スクラムなど)で、従来のテストメトリクスに加えて使われるメトリクスの例として、シラバスの表で挙げられているものはどれか。
  1. A マイルストーン達成率、フェーズ別の欠陥数
  2. B テストケースの実行率、欠陥の検出率
  3. C チームのベロシティ、バーンダウンチャート
  4. D テストケースの作成数、テスト担当者の稼働率
解答と解説
正解:C チームのベロシティ、バーンダウンチャート
イテレーティブモデルでは、テスト実行率や欠陥率などの従来のメトリクスに加え、チームのベロシティやバーンダウンチャートといったイテレーション追跡のためのアジャイルメトリクスを含む。選択肢Bのテスト実行率や欠陥率は、追加されるものではなく従来のメトリクスにあたる。
問8第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.51点ID t1-19
コンポーネントテストにおけるテストマネジメント活動として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A ユーザー受け入れテストで発生した課題事項の解決を促進し、ステークホルダー間の合意形成を支援する
  2. B 外部システムやサービスとのインターフェースの開発状況を監視し、統合に向けた進捗を調整する
  3. C 本番環境での運用受け入れテストを計画し、運用チームと協力してバックアップや復旧の確認を行う
  4. D テスト担当者をコードレビューなど従来の役割を超えた活動に参加させ、分析スキルで付加価値を生む
解答と解説
正解:D テスト担当者をコードレビューなど従来の役割を超えた活動に参加させ、分析スキルで付加価値を生む
コンポーネントテストでは、スコープ・目的・完了基準の定義、テスト担当者のコードレビューなどへの参加、開発チームとの調整を行う。選択肢Bはシステム統合テスト、選択肢AとCは受け入れテストに関わる活動。
問9第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.61点ID t1-21
非機能テストのマネジメントとして、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 機能要件に沿った詳細なテスト戦略を計画し、進捗を追跡しながら要件の変化に合わせてリソースを調整する
  2. B 性能ベンチマークを設定してシステムをアセスメントし、セキュリティ・使用性・信頼性などの非機能標準への適合を確認するテストを統括する
  3. C コードカバレッジツールの使用を統括してカバーされていない内部ロジックを識別し、その領域にテストリソースを割り当てる
  4. D テストカバレッジを分析して、すべてのユーザーシナリオとビジネス要件がカバーされていることを確認し、ユーザーのフィードバックを取り込む
解答と解説
正解:B 性能ベンチマークを設定してシステムをアセスメントし、セキュリティ・使用性・信頼性などの非機能標準への適合を確認するテストを統括する
非機能テストのマネジメントは、性能ベンチマークとコンプライアンス検証を中心とする。選択肢Dはブラックボックステスト、選択肢Cはホワイトボックステスト、選択肢Aは機能テストのマネジメント。
問10第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.2.73点ID t1-24
テスト中に新たな課題が判明し、プロジェクトの状況が変わった。テストコントロールとして、シラバスの記述に最も合っているものはどれか。
  1. A 合意済みの計画とテストアプローチを維持することを優先し、新たな課題はテスト完了レポートの残存リスクとして記録する
  2. B 新たな洞察や課題に応じてテストプロセスを動的に調整し、品質ゲートでは情報に基づく意思決定で整合性を保つ
  3. C 状況の変化を受けてテストをいったん中断し、テスト計画書を最初から作り直して全ステークホルダーの再承認を得る
  4. D スケジュールへの影響を抑えるため品質ゲートの判定基準を一時的に緩和し、テストの継続を優先して進める
解答と解説
正解:B 新たな洞察や課題に応じてテストプロセスを動的に調整し、品質ゲートでは情報に基づく意思決定で整合性を保つ
テストコントロールは、適応的なプロセスマネジメント(新たな洞察・課題・変化に応じた動的な調整)と、品質ゲートマネジメント(品質ゲートの定義と情報に基づく意思決定)を含む。テストマネージャーには対応力と柔軟性が求められる。
問11第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.11点ID t1-26
テストでプロダクトリスクを軽減することについて、正しい記述はどれか。
  1. A 欠陥が見つかればリリース前に対処する機会となり、見つからなければプロダクトリスクレベルが予想より低いことを示す
  2. B テストはプロダクトリスクの軽減にのみ関係するため、テストマネージャーはプロジェクトリスクマネジメントには関与しない
  3. C テストで欠陥が見つからなかった場合は、そのテストがプロダクトリスクの軽減に役立たなかったことを意味する
  4. D 欠陥が見つかればリスクレベルが予想より低いことを示し、見つからなければテストの有効性を見直す必要がある
解答と解説
正解:A 欠陥が見つかればリリース前に対処する機会となり、見つからなければプロダクトリスクレベルが予想より低いことを示す
欠陥が見つかればリリース前の対処の機会になり、見つからなければリスクレベルが予想より低いことを示す。テストマネージャーは、品質保証に関連するプロジェクトリスク(曖昧な要件、不十分なテスト環境など)に焦点を当てたプロジェクトリスクマネジメントにも積極的に関与する必要がある。
問12第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.21点ID t1-29
品質リスクの識別について、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 重大なリスクを効率よく識別するには、参加者をドメインと技術の少数の専門家に絞り、ステークホルダー全体へのヒアリングは省略するのが最もよい
  2. B 一般的な疑問や参照ドキュメントの問題、プロジェクトリスクなど、プロダクトリスク以外の課題事項も副産物として識別されることが多い
  3. C リスクはテスト対象内にほぼ一様に分布するため、識別したリスクは機能ごとに均等な重みで扱い、テストの労力も均等に配分する
  4. D 識別されたリスクのうち、プロジェクトリスクがリスクベースドテストの主要な焦点となり、テストの優先度と労力の配分を決める
解答と解説
正解:B 一般的な疑問や参照ドキュメントの問題、プロジェクトリスクなど、プロダクトリスク以外の課題事項も副産物として識別されることが多い
リスク識別はしばしば副産物を生む。プロジェクトリスクは副産物として識別されることが多いが、リスクベースドテストの焦点ではない。リスクは一様に分布せず、可能な限り広範なステークホルダーの参加で重大なリスクのほとんどを識別できる。
問13第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.31点ID t1-31
品質リスクの「リスク影響」を左右する要因として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 地理的に分散したチーム
  2. B 組織の成熟度
  3. C 適切な回避策の欠如
  4. D テストベースの変更率が高い
解答と解説
正解:C 適切な回避策の欠如
リスク影響の要因には、機能の使用頻度・重要性、ビジネスゴールの重要性、評判へのダメージ、事業収入の損失、財政的・環境的・社会的な損失や賠償責任、法的制裁、インターフェースや統合の課題、適切な回避策の欠如、安全性のニーズがある。他の選択肢はリスク可能性の要因。
問14第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.43点ID t1-34
あるプロジェクトでは、ステークホルダーがプロダクト品質の全体像をできるだけ早く把握したいと考えている。テスト実行の優先順位付けとして最も適切なアプローチはどれか。
  1. A 横型探索(breadth-first):各リスクに少なくとも1つのテストを最優先で割り当て、残りはリスクレベルで優先順位を付ける
  2. B 要件ベースの優先順位付け:要件仕様の記載順にテストを実行し、すべての要件を漏れなく順番にカバーしてから全体を評価する
  3. C 縦型探索(depth-first):カバーするリスクレベルの高い順に厳格に降順で実行し、最も高いリスクをできるだけ早い段階で軽減する
  4. D コストベースの優先順位付け:実行時間が短く低コストのテストから実行し、実行済みテストの件数を早い段階で増やして進捗を示す
解答と解説
正解:A 横型探索(breadth-first):各リスクに少なくとも1つのテストを最優先で割り当て、残りはリスクレベルで優先順位を付ける
横型探索は、各リスクに少なくとも1つのテストを最優先で割り当てるため、プロダクト品質の全体像を早く把握したい場合に適している。縦型探索は、最も高いリスクをできるだけ早く軽減することが重要な場合に適している。
問15第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.43点ID t1-37
産業用制御システムのプロジェクトで、IEC 61508 のような安全関連規格の適用が求められている。テストマネージャーが特に考慮すべきことはどれか。
  1. A 規格の要求事項への適合は認証機関が確認するため、テスト完了後に監査対応として証跡をまとめればよい
  2. B 規格がインテグリティレベルに基づきテスト技法と必須のカバレッジを規定している場合があり、それらの遵守を保証する
  3. C 規格がテスト技法とカバレッジを規定しているため、プロジェクト固有のリスク分析は省略して規格の要求事項だけに従ってテストする
  4. D 安全関連規格は開発プロセスを対象とするため、テストでは通常のリスクベースドテストの手順をそのまま適用する
解答と解説
正解:B 規格がインテグリティレベルに基づきテスト技法と必須のカバレッジを規定している場合があり、それらの遵守を保証する
一部の安全関連規格(IEC 61508 など)は、インテグリティレベルに基づいてテスト技法と必須のカバレッジを規定している。テストマネージャーはこれらが守られていることを保証しなければならない。規制要件は、テストアプローチを選ぶ際のコンテキスト要因の1つ。
問16第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.51点ID t1-39
「潜在的な故障を、その原因となる欠陥に関連付け、さらにその欠陥の原因となるエラーに関連付けて、さまざまな根本原因を識別するまで続ける」重量的な技法はどれか。
  1. A フォールトツリー解析
  2. B ハザード分析
  3. C FMEA
  4. D エクスポージャーコスト
解答と解説
正解:A フォールトツリー解析
フォールトツリー解析の説明。ハザード分析は各リスクの根底にあるハザードを識別して分析を上流に拡張する。エクスポージャーコストは故障の可能性・損失コスト・テストのコストを決定する。FMEAは品質リスク・原因・影響の度合いを識別し、重要度・優先度・検出率を割り当てる。
問17第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.3.61点ID t1-42
リスクベースドテストがどの程度成功したかを、ふりかえりで確認するための質問として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 優先度の高い欠陥のほとんどは、テスト実行の早い段階で発見されたか?
  2. B 発見された欠陥の総数は、過去の類似プロジェクトの実績を上回ったか?
  3. C テストケースの総数と自動化率は、前回のプロジェクトと比べて増加したか?
  4. D 計画したすべてのテストを、予定したテスト期間内に実行できたか?
解答と解説
正解:A 優先度の高い欠陥のほとんどは、テスト実行の早い段階で発見されたか?
成功を確認する質問には、関連するステークホルダーの関与、深刻なインシデントの解決、優先度の高い欠陥の早期発見、リスクの観点からの結果の説明、スキップしたテストのリスクレベルが実行したテストより低かったか、などがある。成功すればこれらに肯定的な回答が得られる。
問18第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.4.11点ID t1-44
テストアプローチの選択について、シラバスの例に最も合っているものはどれか。
  1. A 保守性は静的解析やコードレビュー、性能効率性はスクリプト化したシステムテスト、機能の有用性はユーザーと開発した手動受け入れテストで評価するとよい場合がある
  2. B どの品質特性も、テストの一貫性を保つため同じテストレベルと同じテスト技法で評価し、結果を横並びで比較・報告できるようにするべきである
  3. C 保守性はスクリプト化したシステムテスト、性能効率性はコードレビュー、機能の有用性は自動化したコンポーネントテストで評価するのが最も効果的かつ効率的である
  4. D どのテストタイプもどのテストレベルで実施でき、どの技法も適用できるため、テストレベルと技法の組み合わせはテストの有効性や効率性に影響しない
解答と解説
正解:A 保守性は静的解析やコードレビュー、性能効率性はスクリプト化したシステムテスト、機能の有用性はユーザーと開発した手動受け入れテストで評価するとよい場合がある
理論上どのテストタイプもどのテストレベルで実施でき、どの技法も適用できるが、実際には適切な選択と組み合わせがテストの有効性と効率性に大きく影響する。シラバスは保守性・性能効率性・機能の有用性の例を挙げている。
問19第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.4.23点ID t1-47
本番環境のデータを使ったテストが必要だが、個人情報を含むため、そのままでは使えない。テストアプローチを選ぶ際に考慮すべき要因と対応として、シラバスの記述に最も合っているものはどれか。
  1. A テストデータが利用可能になるまでテスト実行を延期し、その間はテストケースの設計だけを先行して進める
  2. B テストデータの可用性の制約(匿名化の必要性)を考慮し、例えばモデルベースドテストでデータの作成とマネジメントを支援する
  3. C テスト環境のアクセス制御を強化すれば本番データを匿名化せずに使えるため、環境のセキュリティ対策を優先する
  4. D テストデータの準備はテスト実装の問題なので、テストアプローチの選択では考慮せず、テスト実装やテスト実行の段階で個別に対応する
解答と解説
正解:B テストデータの可用性の制約(匿名化の必要性)を考慮し、例えばモデルベースドテストでデータの作成とマネジメントを支援する
テストデータの可用性(本番から匿名化したデータが必要、AIテスト用の特定データの作成など)はテストアプローチを選ぶ際の要因の1つ。シラバスは、モデルベースドテストがテストデータの作成とマネジメントを支援できると例示している。
問20第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.4.32点ID t1-49
SMARTの法則に照らして、テスト目的として最も適切なものはどれか。
  1. A リリースまでにシステム全体の品質をできるだけ高め、ユーザーが十分に満足できる状態にしてから出荷する
  2. B 第3四半期末までに優先度の高い要件の100%をテストで確認し、重要度「高」の未解決欠陥を0件にする
  3. C テスト自動化を継続的に推進し、いずれはリグレッションテストの自動化率を十分な水準まで引き上げる
  4. D テストケースを十分に実行し、重要度の高い欠陥をできる限り減らして、品質に問題がない状態でリリースする
解答と解説
正解:B 第3四半期末までに優先度の高い要件の100%をテストで確認し、重要度「高」の未解決欠陥を0件にする
SMARTは、具体的(Specific)、測定可能(Measurable)、達成可能(Achievable)、妥当(Relevant)、タイムリー(Timely)。選択肢Bは対象・数値・期限が明確。選択肢AとDは具体性と測定可能性がなく、選択肢Cは期限(タイムリー)も測定基準もない。
問21第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.5.11点ID t1-52
IDEALモデルの5つのフェーズを正しい順に並べたものはどれか。
  1. A 診断 → 開始 → 行動 → 確立 → 学習
  2. B 開始 → 診断 → 確立 → 行動 → 学習
  3. C 確立 → 開始 → 診断 → 行動 → 学習
  4. D 開始 → 確立 → 診断 → 学習 → 行動
解答と解説
正解:B 開始 → 診断 → 確立 → 行動 → 学習
IDEALは Initiating(開始)、Diagnosing(診断)、Establishing(確立)、Acting(行動)、Learning(学習)の頭文字。PDCAサイクルと同様の考えに基づき、組織レベルだけでなくプロジェクトやアジャイルチームのレベルでも適用できる。
問22第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.5.31点ID t1-55
分析的なテストプロセス改善アプローチについて、正しい記述はどれか。
  1. A 参加者の意見や経験などの定性的な情報のみを用い、定量的なメトリクスは改善の判断に使わない
  2. B プロジェクトやチーム自体のデータから問題を識別し、根本原因分析、メトリクスを用いた分析、GQMアプローチなどを用いる
  3. C TMMi®やTPI NEXT®などのモデルに示された外部の最良の実践例と比較し、そのギャップから改善策を導き出す
  4. D 組織固有のデータを使うため結果が偏りやすく、モデルベースのアプローチとは併用できない、または併用すべきでないとされる
解答と解説
正解:B プロジェクトやチーム自体のデータから問題を識別し、根本原因分析、メトリクスを用いた分析、GQMアプローチなどを用いる
分析的アプローチは自らのデータに基づいて問題を識別し、改善策を導く。モデルベースのアプローチと併用して結果を検証し多様性を提供することもできる。選択肢Cはモデルベースのアプローチの説明。
問23第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.5.42点ID t1-57
典型的なふりかえりのステップを正しい順に並べたものはどれか。
  1. A 改善アクションの決定 → データの収集 → イントロダクション → 改善策の導出 → ふりかえりのクロージング
  2. B データの収集 → イントロダクション → 改善アクションの決定 → 改善策の導出 → ふりかえりのクロージング
  3. C イントロダクション → データの収集 → 改善策の導出 → 改善アクションの決定 → ふりかえりのクロージング
  4. D イントロダクション → 改善アクションの決定 → データの収集 → 改善策の導出 → ふりかえりのクロージング
解答と解説
正解:C イントロダクション → データの収集 → 改善策の導出 → 改善アクションの決定 → ふりかえりのクロージング
イントロダクション(ゴールと課題の確認、相互信頼の雰囲気づくり)→ データの収集(定性・定量)→ 改善策の導出(分析とアイデア出し)→ 改善アクションの決定(優先順位、責任者、ゴールとメトリクス)→ クロージング(ふりかえり自体のレビュー)。
問24第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.6.11点ID t1-60
テストツールを評価・選択する際のよい実践例として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 明確な要件と客観的な基準に照らしてツールを評価し、最終段階としてコンセプトの証明を評価する
  2. B 最初にコンセプトの証明を行って候補ツールを絞り込み、その結果に基づいてツールの要件を定義する
  3. C 機能の豊富さを最優先の基準として評価し、組織で使用している技術との互換性は導入後に調整する
  4. D 初期費用の比較を中心に評価し、ライセンスモデルの長所と短所の検討はツールの導入後に行う
解答と解説
正解:A 明確な要件と客観的な基準に照らしてツールを評価し、最終段階としてコンセプトの証明を評価する
評価・選択のよい実践例には、プロセス改善の機会の識別、使用技術との互換性、SDLCへの統合の理解、明確な要件と客観的な基準での評価、ベンダーやサポートの評価、トレーニングの社内要件の識別、ライセンスモデルの長所と短所の検討、そして最終段階としてのコンセプトの証明の評価がある。
問25第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.6.21点ID t1-62
ツール選定の側面について、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A セーフティクリティカルな分野の組織は、要件に適合し認定を取得していることが多い商用ツールを好むかもしれない
  2. B オープンソースツールはライセンス費用がかからないため、メンテナンスやサポートを含む総コストも最も安くなる
  3. C カスタムツールは開発と保守のコストが高いため、他のツールで必要な機能が得られない場合でも選択肢から外すべきである
  4. D 既存のツール構成(ソフトウェアランドスケープ)とは切り離し、各ツールの機能だけを比較して選定する
解答と解説
正解:A セーフティクリティカルな分野の組織は、要件に適合し認定を取得していることが多い商用ツールを好むかもしれない
規制とセキュリティの観点から、商用ツールが好まれることがある。オープンソースは初期費用が安いことが多いが、どのツールもメンテナンスとサポートに高いコストがかかる可能性がある。カスタムツールは他で必要な機能が得られない場合に最良の選択になりうる。既存のソフトウェアランドスケープとツール戦略も評価が必要。
問26第1章 テスト活動のマネジメントシラバス 1.6.33点ID t1-65
テストツールの導入を検討する際、関係者ごとに重視する観点として、シラバスの記述に合っている組み合わせはどれか。
  1. A 経営幹部:使用性/ツールを使う人:保守性/運用スタッフ:ROI
  2. B 経営幹部・ツールを使う人・運用スタッフのいずれも、プラスのROIを最も重視する
  3. C 経営幹部:保守性/ツールを使う人:ROI/運用スタッフ:使用性
  4. D 経営幹部:プラスのROI/ツールを使う人:使用性/運用スタッフ:保守性
解答と解説
正解:D 経営幹部:プラスのROI/ツールを使う人:使用性/運用スタッフ:保守性
経営幹部にはプラスのROI、サポート・運用チームには組織全体で必要最小限のツール数、プロジェクトリーダーには測定可能な価値、ツールを使う人には使用性、運用スタッフには保守性が重要とされる。ROIの計算と評価はテストマネージャーの責任(アジャイルではチーム全体の責任の場合もある)。
問27第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.11点ID t2-01
テストメトリクスの分類と説明の組み合わせとして正しいものはどれか。
  1. A プロセスメトリクス:プロダクトがユーザーの期待する品質をどの程度満たしているかを測定する
  2. B プロダクトメトリクス:テストプロセスの能力と、実施したテストの有効性を測定する
  3. C プロジェクトメトリクス:テストの実行率や合格率など、終了基準に対する進捗を測定する
  4. D プロジェクトメトリクス:コードの複雑度や欠陥密度など、テスト対象の属性を測定する
解答と解説
正解:C プロジェクトメトリクス:テストの実行率や合格率など、終了基準に対する進捗を測定する
テストメトリクスは、プロジェクトメトリクス(終了基準に対する進捗)、プロダクトメトリクス(プロダクト属性、期待品質をどの程度満たすか)、プロセスメトリクス(テストプロセスの能力とテストの有効性)に分類できる。選択肢AとBは説明が入れ替わっている。選択肢Dのテスト対象の属性(複雑度など)はプロダクトメトリクスに当たる。
問28第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.1.11点ID t2-03
シラバスの表で、テストモニタリングとコントロール、テスト完了の両方で使えるメトリクスの例として挙げられているものはどれか。
  1. A 要件カバレッジ
  2. B テスト活動の実績 対 計画時の見積り(時間単位)
  3. C 実際のテストコスト 対 計画したテストコスト
  4. D コードカバレッジ
解答と解説
正解:A 要件カバレッジ
表で両方に○が付いているのは、要件カバレッジ、プロダクトリスクカバレッジ、テストケースのステータスごとの実行割合 対 計画したテストケース。コードカバレッジ、欠陥解決数累計 対 欠陥数累計、自動化テストケースの実績 対 計画、テストコストの実績 対 計画はテスト完了、テスト活動の実績 対 見積りはモニタリングとコントロール。
問29第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.1.21点ID t2-05
テストコントロールに関する例として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A テストベースを分析し、テスト条件を識別して優先順位を付けること
  2. B テスト計画書と照らして実際の進捗データを収集し、差異を把握すること
  3. C 識別したリスクが課題事項となった場合のテストの再優先順位付け
  4. D 実施したテスト活動の結果を集約し、テスト完了レポートを作成すること
解答と解説
正解:C 識別したリスクが課題事項となった場合のテストの再優先順位付け
テストコントロールの例には、リスクが課題事項となった場合の再優先順位付け、手戻り時の開始・終了基準の再評価、テスト環境の提供遅れを考慮したスケジュール調整、必要な時・場所へのリソース追加がある。選択肢Aはテスト分析、選択肢Dはテスト完了、選択肢Bはテストモニタリング(データの収集と計画との比較)の活動であり、コントロールはモニタリングの結果に基づいて是正措置を取ること。
問30第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.1.33点ID t2-08
リリース判定会議で、プロダクトリスクの観点からテストの状況を報告したい。シラバスが挙げるプロダクトリスクに関連するメトリクスとして適切なものはどれか。
  1. A 全テスト合格のリスク、一部または全部が不合格のリスク、まだ全部をテストできていないリスクのそれぞれの割合
  2. B テストケースによって実行されたコードのステートメントとブランチの割合、およびテストされていないモジュールの数
  3. C テスト環境の稼働率と、環境障害によってテスト実行が停止した時間の合計、およびその復旧に要した時間
  4. D テスト担当者1人あたりの実行テストケース数と、計画に対するテスト実行件数の日ごとの推移
解答と解説
正解:A 全テスト合格のリスク、一部または全部が不合格のリスク、まだ全部をテストできていないリスクのそれぞれの割合
プロダクトリスクに関連するメトリクスは、全テスト合格のリスクの割合、一部または全部が不合格のリスクの割合、まだ全部がテストできていないリスクの割合。これらはテストベースの品質やリスクをカバーするテストケースの有効性のアセスメントに使える。
問31第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.1.33点ID t2-10
要件に見つかった欠陥の数に基づいてテストベースの品質を示したり、未解決の欠陥の傾向と実行したテストの傾向の相関を示したりすることについて、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 異なるカテゴリーのメトリクスを組み合わせることも有用である
  2. B メトリクスはスナップショットでのみ報告でき、傾向は示せない
  3. C 欠陥のメトリクスとテスト進捗のメトリクスを組み合わせると誤解を招くので避ける
  4. D メトリクスは必ず単独で報告しなければならない
解答と解説
正解:A 異なるカテゴリーのメトリクスを組み合わせることも有用である
異なるカテゴリーのメトリクスの組み合わせは有用とされる。メトリクスはある時点のスナップショットとしても、傾向を評価するための時系列の変遷としても報告できる。報告の目的は、マネジメントのための情報を素早く理解してもらうこと。
問32第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.2.11点ID t2-13
テストマネジメントにおける見積りの主な特徴について、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 時間は稼働日数のみで計算し、祝祭日や休暇などのカレンダー上の要素は人の要因として工数側で扱う
  2. B 工数はカレンダー日数で計算し、担当者の人数を増やせばテスト期間はそれに比例して短縮できるとみなす
  3. C コストはテスト担当者の人件費として計算し、テストツールやインフラの費用はプロジェクト全体の予算として別に扱う
  4. D 工数は人時(人日)やストーリーポイントで計算し、工数と期間は一致しないことがあるため期間も別に見積る場合がある
解答と解説
正解:D 工数は人時(人日)やストーリーポイントで計算し、工数と期間は一致しないことがあるため期間も別に見積る場合がある
見積りの主な特徴として、工数(人時・人日またはストーリーポイント)、時間(カレンダー日数と稼働日数)、コスト(リソース・ツール・インフラの費用を含む予算)がある。テスト工数とテスト期間は異なることがあるため、活動の総期間を見積る必要がある場合がある。
問33第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.2.21点ID t2-15
テスト工数に影響を与える要因のうち、「プロダクト」に分類されるものはどれか。
  1. A 関与する人々の満足度、類似プロジェクトやプロダクトの経験を含むスキルと経験
  2. B テストベースの品質、テスト対象の大きさ、ドメインの複雑度、品質特性に関する要件
  3. C 開発プロセスの安定性と成熟度、使用する開発モデル、テスト自動化やテスト環境の可用性
  4. D テスト中に発見された欠陥の数と重要度、およびそれに伴って必要となる再作業の量
解答と解説
正解:B テストベースの品質、テスト対象の大きさ、ドメインの複雑度、品質特性に関する要件
要因は、プロダクト、開発プロセス(安定性と成熟度、開発モデル、物理的な要因)、人(満足度、スキルや経験)、テスト結果(欠陥の数と重要度、必要な再作業の量)、テストコンテキスト(組織をまたぐ分散、チームの構成と所在地、プロジェクトの複雑度、働き方)に分類される。
問34第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.2.33点ID t2-17
複雑度が高い新規システムを、シーケンシャル開発モデルで開発する。過去の類似データはほとんどない。見積り技法の選択として、シラバスの考え方に最も合っているものはどれか。
  1. A 外挿
  2. B 比率に基づく見積り
  3. C ワイドバンドデルファイ
  4. D 過去データがないので見積りは行わない
解答と解説
正解:C ワイドバンドデルファイ
シラバスは、複雑度が低い場合はメトリクスベース、高い場合は専門家ベースの技法を使うことができ、シーケンシャル開発ではワイドバンドデルファイ、アジャイルではプランニングポーカーが使えると例示している。比率や外挿は過去データに依存するため、データがない状況には向かない。
問35第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.2.33点ID t2-20
テスト見積りの扱いについて、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 見積りの前提条件は文書化し、正当な理由とともに提出する。新しい情報や変化を反映して更新すべきである
  2. B 見積りの対象はテスト設計とテスト実行の活動とし、テスト計画やテスト完了はマネジメント工数として別に扱う
  3. C テストケースの数は実装が終わるまで確定しないため、見積りにはテストケース数ではなく要件数のみを使う
  4. D 見積りはテスト計画時点で確定させてベースラインとし、新しい情報が得られても変更せず差異として管理する
解答と解説
正解:A 見積りの前提条件は文書化し、正当な理由とともに提出する。新しい情報や変化を反映して更新すべきである
見積りはテストプロセスのすべての活動を対象とし、前提条件を文書化する。テストベースから導いたテストケースの数を見積ることは一般的な実践例。見積りは作成時点の情報に基づくため、情報の変化に応じて更新すべきとされる。
問36第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.12点ID t2-22
シラバスの単純な欠陥ワークフローに含まれる欠陥状態の組み合わせはどれか。
  1. A 起票、レビュー、承認、リリース
  2. B オープン、進行中、却下、解決、クローズ
  3. C 新規、承認、実装、デプロイ、完了
  4. D 報告、トリアージ、延期、再オープン、アーカイブ
解答と解説
正解:B オープン、進行中、却下、解決、クローズ
単純な欠陥ワークフローはオープン(新規)、進行中、却下、解決(修正済み・再テスト待ち)、クローズで構成される。再オープン、受け入れ、明確化、延期などの状態で拡張されることもある。
問37第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.12点ID t2-25
テスト駆動開発(TDD)で、コンポーネントの開発完了前に自動コンポーネントテストが不合格になった。この結果の扱いとして、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 不合格のテストケースは設計仕様と矛盾しているため、開発完了前に削除してから作り直す
  2. B 不合格になった原因はテストケースの誤りであるため、テストケースを修正して合格させる
  3. C コンポーネントの開発中であっても、自動テストの不合格はすべて欠陥レポートとして記録し追跡する
  4. D このようなテスト結果は欠陥が原因とは限らず、通常は欠陥レポートで追跡しない
解答と解説
正解:D このようなテスト結果は欠陥が原因とは限らず、通常は欠陥レポートで追跡しない
テストが不合格でも、欠陥レポートが作成されるとは限らない。TDDではテストが実行可能な設計仕様書の一形態として使われ、開発完了までは一部または全部のテストが最初は不合格になる。こうした結果は通常、欠陥レポートで追跡しない。
問38第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.21点ID t2-27
欠陥マネジメント委員会(トリアージミーティング)の役割として、シラバスの記述に合っているものはどれか。
  1. A 欠陥マネジメントツールの代わりに会議で欠陥の状況をすべて管理し、議事録を正式な記録として扱う
  2. B 欠陥レポートの有効性を判断し、修正・却下・延期を決める。修正する場合は他のタスクに対する優先度を設定する
  3. C テスト担当者から報告された欠陥を委員会メンバーが分担して修正し、修正内容をレビューして承認する
  4. D 欠陥レポートの記述品質を評価し、報告したテスト担当者ごとの評価点を算出して人事評価に反映する
解答と解説
正解:B 欠陥レポートの有効性を判断し、修正・却下・延期を決める。修正する場合は他のタスクに対する優先度を設定する
欠陥マネジメント委員会は、テストマネージャー、開発の代表者、サプライヤー、プロジェクトマネジメント、プロダクトマネジメント、プロダクトオーナーなどを含む機能横断的なチーム。ツールは優れたコミュニケーションの代用ではなく、委員会もツールの効果的な使用の代用ではない。
問39第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.31点ID t2-29
アジャイルチームで、形式的な欠陥レポートを作成すべき場合として、シラバスで挙げられていないものはどれか。
  1. A 開発者がその場ですぐに修正できる軽微な欠陥
  2. B 他のスプリント活動をブロックし、チーム内ですぐに修正できない欠陥
  3. C 同じイテレーション内で解決できない欠陥
  4. D サプライヤーが解決しなければならない欠陥
解答と解説
正解:A 開発者がその場ですぐに修正できる軽微な欠陥
欠陥レポートを作成すべき場合は、他の活動をブロックしすぐ修正できない欠陥、同じイテレーション内で解決できない欠陥、複合チームで他チームと解決する欠陥、サプライヤーが解決する欠陥、欠陥レポートが明示的に求められる欠陥。同じ場所で働くチームでは、形式的なレポートなしに情報交換することが多い。
問40第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.52点ID t2-32
欠陥レポートをマネジメントするほとんどの環境で必須とされる情報として、シラバスで挙げられているものの組み合わせはどれか。
  1. A タイトルと簡単な概要、再現手順を含む不正の詳細な説明、重要度、優先度
  2. B 影響を受けた品質特性、欠陥が混入した作業成果物、混入したSDLCフェーズ
  3. C 故障を検出したテストの識別子、テスト環境の構成、修正予定のリリース
  4. D 欠陥の根本原因、修正に必要な工数の見積り、修正方法の提案、修正担当者
解答と解説
正解:A タイトルと簡単な概要、再現手順を含む不正の詳細な説明、重要度、優先度
必須とされるのは、タイトルと概要、再現手順を含む詳細な説明、重要度(テスト対象システムやステークホルダーへの影響)、優先度(修正する優先度)。一意な識別子、作成日時、報告者、プロジェクトとフェーズ、ステータス、現在の所有者、変更履歴、参照などは、ツールによって作成されることが多い。
問41第2章 プロダクトのマネジメントシラバス 2.3.52点ID t2-34
欠陥レポートの属性を追加することについて、シラバスの考え方に合っているものはどれか。
  1. A 後の分析で不足が生じないよう、想定される属性はプロジェクト開始時にできるだけ多く追加しておく
  2. B 属性の追加は作成時間の増加や混乱を招きうるため、必要なデータのみを収集することが望ましい
  3. C 収集する核となる情報は、プロジェクトの特性に合わせてプロジェクトごとに個別に定義すべきである
  4. D 非機能の欠陥も機能の欠陥と同じ属性で記録し、性能課題の負荷条件などの追加情報は求めない
解答と解説
正解:B 属性の追加は作成時間の増加や混乱を招きうるため、必要なデータのみを収集することが望ましい
必要なデータのみを収集することが望ましい。非機能品質特性の欠陥では、性能課題の負荷条件など、より多くの情報が必要な場合がある。核となる情報はSDLC全体で、理想的には組織内のすべてのプロジェクトで一貫しているべき。
問42第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.11点ID t3-01
人のスキルを分類する4つの能力領域として、シラバスで挙げられている組み合わせはどれか。
  1. A 分析能力、設計能力、実装能力、テスト能力
  2. B 言語能力、数理能力、空間能力、記憶能力
  3. C 技術的能力、管理的能力、営業的能力、財務的能力
  4. D 専門的能力、方法論的能力、社会的能力、個人の能力
解答と解説
正解:D 専門的能力、方法論的能力、社会的能力、個人の能力
4つの能力領域は、専門的能力、方法論的能力、社会的能力、個人の能力。方法論的・社会的・個人の能力はテストに特化したものではないため、ISTQB®は専門的能力の開発に重点を置いている。
問43第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.11点ID t3-03
「コミュニケーションスキル、対立解決スキル、チームワーク、適応性、自己主張」は、4つの能力領域のうちどれの例か。
  1. A 個人の能力
  2. B 専門的能力
  3. C 方法論的能力
  4. D 社会的能力
解答と解説
正解:D 社会的能力
社会的能力は、内部および異文化間のコンテキストにおけるコミュニケーション、協力、対立マネジメントに関するスキル。個人の能力の例は、セルフマネジメント能力、責任感、批判を受ける能力、信頼性、回復力、規律、変化を受け入れる姿勢、学ぶ意欲、任せる能力など。
問44第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.23点ID t3-06
自動車業界向けの組込みソフトウェアで、コードの保守性の評価と、機能適合性のアセスメントの両方が求められる。テストチームに必要な専門的能力の分析として最も適切なものはどれか。
  1. A 機能適合性のアセスメントには技術的な専門知識が、保守性のアセスメントにはドメインのビジネス専門知識が必要
  2. B 両方のアセスメントとも、自動車産業のドメイン知識が中心であり、技術的な専門知識は開発担当者が補う
  3. C 両方のアセスメントとも、テスト技法のスキルがあれば専門分野の知識はなくても十分に実施できる
  4. D 機能適合性のアセスメントにはビジネス専門知識が、保守性のアセスメントには技術的な専門知識が必要
解答と解説
正解:D 機能適合性のアセスメントにはビジネス専門知識が、保守性のアセスメントには技術的な専門知識が必要
テストタイプやテストレベルが異なれば求められるスキルも異なる。シラバスは、機能適合性のアセスメントにはビジネス専門知識、コードの保守性のアセスメントには技術的な専門知識が必要と例示している(選択肢Aは逆)。アプリケーションドメイン(自動車産業など)、アーキテクチャや技術、SDLCも求められる専門的能力の情報を提供する。
問45第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.23点ID t3-08
階層的なテストチームを率いるテストマネージャーに、特に求められる個人の能力として、シラバスで例示されているものはどれか。
  1. A ユーザビリティラボの運営能力
  2. B 仕事を委任する能力
  3. C 特定のプログラミング言語の知識
  4. D テストスクリプトのプログラミング能力
解答と解説
正解:B 仕事を委任する能力
シラバスは、階層的なテストチームのテストマネージャーには仕事を委任する能力が必要だと例示している。時間厳守が求められるプロジェクトでは、高い信頼性と回復力が求められることが多い。
問46第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.41点ID t3-11
テストチームメンバーのスキル開発のアプローチのうち、「同僚同士が知識、アイデア、経験を共有し、互いに学び合う」ものはどれか。
  1. A トレーニングと教育
  2. B ピアラーニング
  3. C 自己学習
  4. D メンタリングやコーチング
解答と解説
正解:B ピアラーニング
ピアラーニングの説明。トレーニングと教育は(バーチャルな)教室で定義済みの知識や実践例を教える、自己学習は1人で勉強する、メンタリングやコーチングは新任者がコーチや経験豊富なメンターから個別に指導や知識を得る。OJTはこれらを組み合わせたもの。
問47第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.41点ID t3-13
テストチームの能力開発ニーズを識別する方法として、シラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 全員に同じ研修を受けさせ、修了試験の結果から不足を判断する
  2. B テスト完了レポートの欠陥数から、各メンバーの不足スキルを推定する
  3. C プロジェクト開始時に必要なスキルをすべて持つ人だけで構成する
  4. D スキルマトリクスで、必要なスキルと現在のスキルを比較する
解答と解説
正解:D スキルマトリクスで、必要なスキルと現在のスキルを比較する
スキルマトリクスで必要なスキルと現在のスキルを比較し、開発ニーズを識別できる。チームがプロジェクト開始時に必要なスキルをすべて持っているとは限らないが、強力なチームは個人の長所と短所のバランスを取ることができる。
問48第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.61点ID t3-16
Herzberg の動機付け-衛生理論で、「モチベーションを上げる要因」の例として正しいものはどれか。
  1. A テスト自動化のための新しいツールの選択と導入のような、興味深くやりがいのあるタスク
  2. B 市場水準に見合った給与や時間外手当など、仕事の成果に対して適切な報酬が支払われること
  3. C 安全な職場と合意事項の遵守、および上司や同僚との良好な対人関係が保たれていること
  4. D 曖昧ではない仕様や安定したテスト環境など、テスト作業を妨げない快適な労働条件
解答と解説
正解:A テスト自動化のための新しいツールの選択と導入のような、興味深くやりがいのあるタスク
モチベーションを上げる要因は、承認と評価、責任と自律性の向上、興味深く有意義でやりがいのあるタスク、昇進と成長。他の選択肢は衛生要因(適切な報酬、適切な会社の方針とマネジメントスタイル、快適な労働条件、最低限必要な安全性、良好な対人関係)。
問49第3章 チームのマネジメントシラバス 3.1.61点ID t3-18
次のうち、衛生要因の「快適な労働条件」の例としてシラバスで挙げられているものはどれか。
  1. A 曖昧でない仕様、成熟したテスト対象、適切に修正された欠陥、安定したテスト環境
  2. B テストプロセスの定義をチームに任せるなど、責任と自律性を向上させること
  3. C 成果に対する承認と評価や、インセンティブを用いた表彰制度の導入
  4. D テストマネージャーへの昇進や、より上位の役割を目指せるキャリアパスを示すこと
解答と解説
正解:A 曖昧でない仕様、成熟したテスト対象、適切に修正された欠陥、安定したテスト環境
快適な労働条件の例は、曖昧でない仕様、成熟したテスト対象、適切に修正された欠陥、適切な職場、安定したテスト環境。昇進、自律性、評価はモチベーションを上げる要因の例。
問50第3章 チームのマネジメントシラバス 3.2.22点ID t3-21
テストがもたらす利点のうち、「定性的な利点」の例として正しいものはどれか。
  1. A リリース前に発見・修正した欠陥の数と、それによって削減できた修正コスト
  2. B 既知の欠陥の数と、テストのステータスに関する情報の提供による費用対効果
  3. C 予防した欠陥の数と、テスト実行によって低減したリスクレベルの量
  4. D 評判の向上、スムーズで予測可能なリリース、法的責任からの保護
解答と解説
正解:D 評判の向上、スムーズで予測可能なリリース、法的責任からの保護
定性的な利点には、評判の向上、スムーズで予測可能なリリース、信頼性の向上、法的責任からの保護、ミッションや人命の損失リスクの低減がある。定量的な利点には、リリース前に発見・予防・修正した欠陥、既知の欠陥、費用対効果、リスクレベルの低減、ステータスに関する情報の提供がある。